ユナイテッド・アーバン投資法人が投資口の追加発行、2物件売却を発表

(Nov. 29, 2016)

ユナイテッド・アーバン投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2期連続。 発行口数は90,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は12,065口。これにより発行後の投資口数は3.5％増の3,055,087口となる予定。調達額は166億円を見込み、12月取得予定の物件取得資金、12月償還期限の投資法人債の償還資金に充当し、有利子負債比率の低下を見込む。 併せて、横浜相生ビル、ホテルルートイン名古屋今池駅前の2物件を売却することを発表。2物件の売却額は計44.2億円。簿価との差額は計14.8億円を見込み、第26期（平成28年11月期）に売却益を計上する。 これらに伴い業績予想を修正。第26期は、8月以降取得した3物件の賃貸収益、上記2物件の売却益13.5億円が寄与し、7月に公表した業績予想に対し18％増益を見込む。315百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,010円となる見通し。 第27期（平成29年5月期）は、3物件（うち1物件は追加）取得に伴う賃貸収益の増加が寄与し、前回予想比4.4％増益を見込む。なお、第27期より、一時差異等調整積立金から毎期75百万円以上を取り崩し、分配金に上乗せする。第27期は75百万円を取り崩し、投資口数が増加するも1口当たり分配金は3,150円と1.0%上回る見通し。 併せて第28期（平成29年11月期）業績予想を公表。修繕費や支払利息の減少により、前期予想比1.0％増益を見込む。一時差異等調整積立金より75百万円を取り崩し、1口当たり分配金は3,180円となる見通し。