ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人が投資口追加発行、レジデンス及びホテルの計7物件を取得

(Feb. 10, 2020)

ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は43,800口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,190口。これにより発行後の投資口数は5.1％増の953,448口となる予定。 調達額は93億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は、「KDXレジデンス学芸大学」等、レジデンス5物件、ホテル2物件の計7物件、取得額は計116億円。取得後のポートフォリオの規模は4.9％増の2,497億円となる。 これらに伴い業績予想を修正。 第16期（2020年1月期）は、メロディーハイム御殿山の売却益38百万円により、昨年9月に公表した業績予想に対し2.8％増益を見込むが、当初想定していた内部留保取崩額187百万円を89百万円に減額するため、1口当たり分配金は4,064円と変動なし。 上記の公募増資及び物件取得が反映される第17期（2020年7月期）は、既に公表済のレジデンス2物件を含め計8物件を取得する一方、KDXレジデンス泉中央を売却予定。これによる賃貸収益の増加、物件売却益83百万円が寄与し、9月に公表した業績予想に対し7.4％増益を見込む。内部留保取崩額を184百万円から113百万円に減額し、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は4,065円と変動なし。 併せて第18期（2021年1月期）業績予想を発表。上記取得物件のうち残り1物件を取得予定。前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比0.3％減益を見込むが、内部留保より124百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,066円となる見通し。 なお、第18期末の有利子負債比率は49.1％と、第16期末想定の49.7％から低下する見込み。