グローバル・ワン不動産投資法人が第44期決算を発表、1口当たり実績分配金は4,271円

(Nov. 19, 2025)

グローバル・ワン不動産投資法人が、第44期（2025年9月期）決算を発表した。 第44期は、「明治安田生命大阪梅田ビル」を取得、「アルカセントラル」と「横浜プラザビル」の一部を売却した。物件売却益2,753百万円が寄与し、前期比21％増益。差引き461百万円を内部留保とし、また自己投資口の取得により投資口数が2.6％減少し、1口当たり分配金は4,271円と前期比11.4％増となった。 期末のポートフォリオはオフィスビル14物件、資産規模（取得額合計）は1,837億円、有利子負債比率は44.4％。 第45期（2026年3月期）は、「福岡Kスクエア」と「明治安田生命大阪梅田ビル」の一部を取得、「アルカセントラル」と「横浜プラザビル」を追加売却する。フリーレント解消により賃貸収益は増加するが、物件売却益の減少により、前期比16.9％減益を見込む。差引き380百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,550円と16.9％減となる見通し。 第46期（2026年9月期）は、「横浜プラザビル」の一部を追加売却する。引き続きフリーレント解消により賃貸収益は大幅増加するが、物件売却益の減少により、前期予想比17.6％減益を見込む。47百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,200円と前期予想比9.9％減となる見通し。 NOI年平均3％の成長により巡航ベースの1口当たり利益2,400円の早期回復を目指すとともに、物件入替えが続く2028年3月期まで売却益を活用し1口当たり分配金3,200円を維持する方針。また資産規模2,500億円目標に向け外部成長を継続する。