2017年07月10日

第2部「REITキーマンに聞く!」サムティアセットマネジメント株式会社 川本 哲郎氏

今回は、サムティアセットマネジメント株式会社 川本 哲郎氏に業界動向やファンドの特徴に関してインタビュー形式でお話していただきました。

サムティアセットマネジメント株式会社 川本 哲郎氏

――内部成長はどのようにお考えでしょうか。

第3期はありがたいことに増収増益増配を実現することができました。第4期も引き続き同様の結果を目指したいと考えています。
一方で賃料の値上げをがむしゃらに追求するのではなく、物件のアメニティや利便性を充実させ、その対価としてある程度の値上げを納得し受け入れて頂くことを目指しています。目先の収益を重視する立場からすると遠回りな手法に映るかもしれませんが、テナントの皆様と長期的な信頼を構築していくことが最終的な収益の最大化に繋がるのではないでしょうか。

――テナントの満足度が結局収益に反映されるということですね。

開示資料の中でテナント様の満足度向上への具体的な取組、問題への対処策を載せると個人投資家の皆様を中心に非常に関心を持って頂けます。
例えば「オンタイムで監視する融雪システムを導入すると、燃料使用量の削減が実現しました」というような話を載せると、数字だけの話をした場合と違って、高い関心をお持ち頂けます。

――具体的な物件運営エピソードがあると、投資家のJ-REITへの理解もより深まっていきそうですね。他に投資家、特に個人投資家の理解・共感を深めていくため何かお考えであったり、実施されたりしていることはありますでしょうか。

当初は個人投資家の皆様に当投資法人を知っていただくため、IRフェアや証券会社様主催の100名を超える投資家様にご参加頂く比較的大規模のセミナーへの参加を重ねてきました。おかげさまでサムティ・レジデンシャル投資法人という名前はある程度覚えて頂けるようになりました。
そこで最近は、新たなチャネルとして、前述のような規模のセミナーよりももう少し小規模な、証券会社様の支店で開催されている説明会に参加しています。壇上から話すよりも個人投資家の皆様とより深く、身近にやり取りできる点が魅力です。他にWEBを使ったPRも積極的に行っています。

――弊社も個人投資家の皆様を対象としてJ-REITのポータルサイトを運営しているのですが、株式のように値動きで儲ける商品ではなく、分配金で安定的に利益を積み重ねていけるJ-REITの良さを今一つ伝えきれていない歯がゆさを感じています。

株式とは違ったJ-REITの良さをどのように個人投資家の皆様に訴求していくかは、我々も非常に腐心している所です。

――機関投資家の大型の売りを吸収できる裾野の厚い個人投資家層を形成することは、J-REIT市場の健全な発展に不可欠だと思います。今後の普及活動について何かしらご相談させて頂く機会もあろうかと思いますが、よろしくお願い致します。
――大変お忙しい中ご対応いただき誠に有難うございました。

サムティアセットマネジメント株式会社 川本 哲郎氏

今回インタビューにご対応いただきましたサムティアセットマネジメント株式会社 川本 哲郎様です。

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ReitInfo.com

Property Acquisition Price Rankings

(Billions of yen)

1 Shinjuku Mitsui Bldg. 170
2 IIDABASHI GRAND BLOOM 139
3 Roppongi Hills Mori Tower 115
4 Shiodome Building 107
5 Tokyo Shiodome Building 83
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1 Nippon Prologis +1.60%
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3 LaSalle LOGIPORT REIT +1.08%
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