大和証券オフィス投資法人が第38期決算を発表、1口当たり実績分配金は6,920円

(Jan. 22, 2025)

大和証券オフィス投資法人が、第38期（2024年11月期）決算を発表した。 第38期は、「Daiwa秋葉原ビル」の再開発により建物を取得する一方、「Daiwa月島ビル」の40％を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.6％と前期と変わらないが、入替時賃料増減率は+10.1％、更新時賃料増減率+7.5％となった。修繕費や支払利息が増加したが、前期に取得した物件の通期稼働やフリーレント終了、物件売却益1,204百万円が寄与し、前期比15％増益。614百万円を内部留保とし、更に投資口を2分割、自己投資口の消却に伴う投資口数1.1％減少により、1口当たり分配金は6,920円（分割前換算13,840円）となった。 期末のポートフォリオは59物件、資産規模（取得額合計）は4,706億円、有利子負債比率は44.7％。 第39期（2025年5月期）は、「Daiwa月島ビル」の30％を追加売却する。前期に取得した物件が通期寄与するが、物件売却益の減少、修繕費や支払利息の増加により、前期比3.9％減益を見込む。336百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は6,920円と前期と変わらない見通し。 第40期（2025年11月期）は、「Daiwa月島ビル」の残り30％を売却する。引き続き賃貸収入は増加するが、売却益の減少、修繕費や支払利息の増加により、前期予想比4.9％減益を見込む。内部留保を行わず、1口当たり分配金は6,920円と前期予想と同額となる見通し。