東急リアル・エステート投資法人がスポンサーの東急電鉄と物件入替えを発表

(Feb. 26, 2016)

東急リアル・エステート投資法人（TRE）が、スポンサーである東急電鉄と物件の入替えを行う。TREが取得する物件は、JR中央線市ヶ谷駅より徒歩3分に位置する、平成23年竣工、11階建のオフィスビル。TREは区分所有権95.1％の準共有持分49%を取得する。取得額は127億円。1月末時点のテナントは7社、稼働率は100％。TREが売却する物件は、東急田園都市線鷺沼駅の駅前に位置する商業施設2棟。2棟ともに築35年を経過しており、スポンサーが進める鷺沼駅周辺の再整備に先立ち、スポンサーより打診を受けて決定した。2棟の売却額は計106億円。簿価との差額は35億円となり、売却益が発生する。これに伴い、第25期（平成28年1月期）及び第26期（平成28年7月期）業績予想を修正。第25期は、10月に取得した「TOKYU REIT第2新宿ビル」の賃貸収益増加、水光熱費及び修繕費の減少により、前回予想比6.9％増益を見込み、1口当たり分配金は2,630円となる見通し。第26期は、東急番町ビルの取得、東急鷺沼ビルの売却が反映される。売却益23億円を計上する一方、期中にその他の物件売却を予定しており、売却損も発生する見込み。これに伴い前回予想比18.8％増益となる見通し。売却益のうち285百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,630円と前期と同額を見込む。なお、第2東急鷺沼ビルの売却益は第27期（平成29年1月期）に計上される予定。