Oneリート投資法人が第23期決算を発表、総合型REITへ転換

(Apr. 14, 2025)

Oneリート投資法人が、第23期（2025年2月期）決算を発表した。 第23期は、「MY熊本ビル」の45％を売却した。南品川JNビルの減損損失20百万円が発生したが、MY熊本ビルの売却益330百万円が寄与し、前期比16％増益。207百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は7,217円と前期比5.6％増となった。 期末のポートフォリオは32物件、資産規模（取得額合計）は1,231億円、有利子負債比率は48.3％。 第24期（2025年8月期）は、「コンフォートイン名古屋栄駅前」を取得する一方、「MY熊本ビル」の残持分等、計4物件を売却する。物件売却益825百万円が寄与し、前期比13.3％増益を見込む。235百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は8,060円と前期比11.7％増となる見通し。 第25期（2026年2月期）は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比33％減益を見込む。内部留保より107百万円を取崩し、1口当たり分配金は6,410円と前期予想比20％減となる見通し。 併せて規約を変更し、投資対象を拡大することを発表。従来はオフィスが中心であったが、今後は用途を限定せず、オフィス50％超を維持しながら、ホテル、住宅、商業施設等を組み入れ、総合型REITへ転換する（但し、5月開催予定の投資主総会の承認を条件とする）。これにより今後2年間で新たに200億円規模の物件入替えを行う。物件売却益や内部留保を活用し、当面は1口当たり分配金6,410円を下限に設定する。