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マーケットコラム

不動産証券化だけではない!おすすめの映画ファンド/池島 麻美

2007-04-25

池島 麻美


証券化と言えば不動産証券化によるREITは今じゃ当たり前。今回はご案内させていただく好調な運用成績を収める私の期待するユニークなファンドをご紹介させていただきます。
私が期待するのは、ジャパン・デジタル・コンテンツ信託、(JDC信託)です。映画やゲームなどコンテンツ事業を手がけているJDC信託の個人投資家向け映画ファンドの運用が好調なのです。
映画を製作するのに多額の資金が必要なため、配給会社や出版社、広告代理店などが宣伝の一環として名前を出し資金調達をしおり、銀行や金融機関が窓口となって一般投資家から資金を集める映画ファンドという手法は以前から注目されてきました。
みずほ証券と組んで投資家を集めた松竹映画『忍―SHINOBI』やSMBCフレンド証券が募集した北斗の拳の「北斗ファンド―英雄伝説―」など、予想を上回る資金集めをしたファンドもあるのですが、これらの映画ファンドは一つの作品に対してファンドを組成する事が多かったため、リスクも高く個人投資家として投資対象とするには難しい商品でもあったのです。
しかし、このJDC信託は、複数の映画に投資してファンドを組成して投資リスク分散をし、運用収益の安定化を目指したのです。そうすることにより富裕層向けや映画好きの投資家を取り込むことに成功しているというわけです。

JDC信託が設定した「シネカノン・ファンド第一号」。この個人投資家向け映画ファンドは、シネカノン(映画制作・配給会社)が製作する20本の映画に投資する商品です。映画の著作権はJDC信託が信託設定し映画の興行などの収益を投資家に分配するのです。
一口2,000万円で募集し、46億円ほど集めており、この20本の映画からアカデミー賞受賞作品のフラガールも生れております。フラガール1本で得られる投資家利益は3億円以上ということで、投資家利回りも6%を超えるとのことです。
2006年8月にもJDC信託は20億円規模のファンドを設定しており、更なる運用実績が期待されると思われます。
私達、個人投資家にとって、証券化されることにより投資対象が増えることは喜ばしい事です。投資しながら自分の好きなものを応援するということは理想です。投資家にとって、収益、安定性などはもちろんなのですが、プラスアルファで自分の好きなものに投資をしたいと思うものです。好きな映画に投資することで応援でき、さらに収益が安定していれば、ただの投資に比べて何倍も楽しめると思うのです。だから、私は是非とも投資家の理想を実現すべくJDC信託には期待をしたいのです。
まずは実績と信頼を上げて頂きたい、プラスアルファはすでに魅力的だと思うから。

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