ジャパン・ホテル・リート投資法人が投資口の追加発行、ヒルトン東京お台場等ホテル2物件を取得

(Jan. 8, 2019)

ジャパン・ホテル・リート投資法人が投資口の追加発行を行う。公募増資は1年半ぶり。 発行口数は447,800口、オーバーアロットメントによる売出口数は3,700口。これにより発行後の投資口数は11.3％増の4,462,347口となる予定。 調達額は333億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、港区台場にある「ヒルトン東京お台場」と、大阪心斎橋にある「ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋」。ヒルトン東京お台場の取得額624億円は、ポートフォリオで最大規模となる。2物件の取得額は計651億円。取得後のポートフォリオ全体の規模は、21％増の3,745億円となる。 また第19期（2018年12月期）業績予想を修正。2018年7月の西日本豪雨、9月の北海道地震等の影響を受け、変動賃料や運営委託収入が減少した。これに伴い8月に公表した業績予想に対し0.9％減益を見込むが、物件売却益の内部留保額を12.35億円から11.15億円に減少するため、1口当たり分配金への影響はなし。 併せて第20期（2019年12月期）業績予想を発表した。上記2物件の取得、既存物件の変動賃料や運営委託収入が増加する一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比5.4％減益を見込む。一時差異等調整積立金より11.77億円を取崩すが、投資口数の増加により、1口当たり分配金は3,686円と前期予想を5.2％下回る見通し。