ジャパンリアルエステイト投資法人が第48期決算を発表、1口当たり実績分配金は2,511円

(Nov. 17, 2025)

ジャパンリアルエステイト投資法人が、第48期（2025年9月期）決算を発表した。 第48期は、「赤坂パークビル」の16.7％を売却した。前期に取得したコモレ四谷の通期稼働や、解約違約金収入が寄与したが、物件売却益の減少により、前期比5.6％減益。内部留保より58百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,511円と、内部留保を行った前期に対し1％増となった。 期末のポートフォリオは77物件、資産規模（取得額合計）は1兆1,576億円、有利子負債比率は42.8％。 第49期（2026年3月期）は、「The Link Sapporo」を取得、「赤坂パークビル」の16.66％を追加売却する。新規物件の収益が寄与するが、新宿イーストサイドスクエアの大口テナント退去、売却した物件の減収、解約違約金収入の減少により、前期比0.9％減益を見込む。内部留保より390百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,536円と前期比1％増となる見通し。 第50期（2026年9月期）は、「赤坂パークビル」の16.66％を追加売却する。新宿イーストサイドスクエアの早期増額埋め戻し等、既存物件の増収により、前期予想比0.8％増益を見込む。内部留保より420百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,561円と前期予想比1％増となる見通し。 引き続き1口当たり分配金年平均2％成長を目指す。中長期的に1口当たり利益の年平均3％成長により、1口当たり分配金との乖離幅の縮小を図るとともに、分配金成長目標を引き上げる方向。