アドバンス・ロジスティクス投資法人が投資口追加発行、アイミッションズパーク市川塩浜を取得

(Oct. 4, 2022)

アドバンス・ロジスティクス投資法人（ADL）が、投資口の追加発行を行う。公募増資は約2年ぶり。 発行口数は70,773口、オーバーアロットメントによる売出口数は3,500口。これにより発行後の投資口数は12.4％増の674,400口となる予定。 調達額は108億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は東京湾岸エリア、首都高湾岸線千鳥町インター近くに位置する、2019年竣工、4階建の物流施設。スポンサーである伊藤忠グループによる開発。テナントはJP楽天ロジスティクス等2社、稼働率は100％。取得額は218億円。ADLは2期に分割して取得する。取得後のポートフォリオ全体の規模は19.6％増の1,332億円となる。 これらに伴い業績予想を修正。決算期変更に伴い運用期間が7ヶ月間となる第9期（2023年2月期）は、上記物件の70％取得により、9月に公表した業績予想に対し7.2％増益を見込む。投資口数の増加により、1口当たり利益分配金は4.6％減となるが、利益超過分配金を減価償却費の40％相当に増額し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,239円と変更なし。 第10期（2023年8月期）は、上記物件の残30％追加取得により、前回予想比16.8％増益を見込む。減価償却費の30％相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金は2,806円と前回予想比3.0％増となる見通し。第10期末の有利子負債比率は42.5％を想定。