伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人が投資口追加発行、物流施設4物件を取得

(Nov. 9, 2020)

伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2期連続となる。 発行口数は111,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は5,500口。これにより発行後の投資口数は24％増の602,500口となる予定。 調達額は155億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は「アイミッションズパーク柏2」等、物流施設4物件、取得額は計273.22億円。これによりポートフォリオ全体の規模は32％増の1,114億円となる。 これに伴い第5期（2021年1月期）業績予想を修正。上記4物件うち2物件の収益が寄与し、9月に公表した業績予想に対し7％増益を見込む。投資口数の増加により、1口当たり利益分配金は13.7％減となるが、利益超過分配金を一時的に増額し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,508円と変更なし。 第6期（2021年7月期）は、残り2物件を取得する。これにより前回予想比29.8％増益を見込む。1口当たり利益分配金は前回予想比4.6％増となり、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,455円となる見通し。 併せて第7期（2022年1月期）業績予想を公表。第6期に取得する物件が通期寄与し、前期予想比4.9％増益を見込む。1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,550円となる見通し。 なお、4物件取得後の有利子負債比率は40.4％と、第4期（2020年7月期）の40.6％より僅かに低下する見込み。