スターアジア不動産投資法人が第19期決算、物件入替えを発表

(Sep. 12, 2025)

スターアジア不動産投資法人が、第19期（2025年7月期）決算を発表した。 第19期は、「あべのnini（商業施設）」を追加取得、「アーバンパーク今里」を売却した。物件売却益及びホテルの変動賃料の増加により、前期比6.9％増益となった。78百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,803円と前期比6％増となった。 期末のポートフォリオは73物件、資産規模（取得額合計）は2,757億円、有利子負債比率は47.3％。 併せて物件入替えを発表した。取得する物件は、「KOKO HOTEL名古屋栄」等ホテル2物件と、ホテル4物件を裏付資産とするメザニンローン債権。取得額は計77.77億円。 一方、売却する物件は、「ラパーク岸和田」等計2物件、売却額は計82.86億円。 第20期（2026年1月期）は、賃貸収入は増加するが、物件売却益の減少や支払利息の増加により、前期比4.8％減益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,745円となる見通し。 第21期（2026年7月期）は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比5.6％減益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,650円となる見通し。 新たに2030年までの中期目標を設定。スターアジアグループのパイプラインを活用した外部成長により2030年までに資産規模5,000億円、更にオフィスや住宅、ホテルの賃料増額による内部成長で、1口当たり巡航分配金は年率3％以上の成長を目指し1,913円以上を設定する。