スターアジア不動産投資法人が第8期決算を発表、1口当たり実績分配金は2,788円

(Mar. 13, 2020)

スターアジア不動産投資法人が、第8期（2020年1月期）決算を発表した。 第8期における物件取得はなし。前期の物件売却益の反動減、東神戸センタービル及び原木ロジスティクスの一時的な空室等により、前期比24％減益。原木ロジスティクスの賃料減免の一部に相当する内部留保の取崩しを行い、1口当たり分配金は2,788円となった。 期末のポートフォリオは34物件、資産規模（取得額合計）は1,023億円、有利子負債比率は47.0％。 第9期（2020年7月期）は「アーバンパーク市が尾」「アーバンパーク行徳」、メザニンローン債権1件を取得する一方、「アルファセブン」の一部を売却する。新規物件の賃貸収益、物件売却益642百万円が寄与し、前期比19.8％増益を見込み、1口当たり分配金は3,310円となる見通し。なお、3月2日にさくら総合リート投資法人（SSR）と合併契約を締結した。両投資法人の投資主総会にて合併承認されれば、第10期（2021年1月期）の期初である8月1日に合併となる。 第10期は、SSRとの合併が成立すれば、SSRより18物件を承継。またアルファセブンの残り持分を売却する。これによる賃貸収益の増加、物件売却益970百万円が寄与し、前期予想比55％増益を見込む。投資口2分割により、1口当たり分配金は1,658円（分割前換算3,315円）となる見通し。なお、合併に伴うのれん又は負ののれんは現時点で未定のため、業績予想に織り込んでいない。