サムティ・レジデンシャル投資法人がスポンサーを引受先とする第三者割当増資、22物件を取得、1物件を売却

(Aug. 9, 2019)

サムティ・レジデンシャル投資法人が、スポンサーである大和証券グループ本社、サムティを引受先とする第三者割当増資を行う。 発行口数は88,500口（大和証券グループ本社が55,319口、サムティが33,181口）、発行後の投資口数は17.6％増の592,600口となる。発行価額は8月8日終値である116,800円。これにより調達額103億円となる。 併せてレジデンス22物件をサムティより取得することを発表。22物件の取得額は計188億円。また2020年1月にレジデンス1物件をサムティに売却する予定。物件入替後のポートフォリオの規模は20％増の1,089億円となる。 これらに伴い第9期（2020年1月期）業績予想を修正。22物件取得に伴う賃貸収益増、1物件売却に伴う売却益104百万円が寄与し、3月に公表した業績予想に対し30％増益を見込む。投資口数が増加するも1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,824円と5.7％増となる見通し。 併せて第10期（2020年7月期）業績予想を発表。22物件が通期寄与する一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比8.4％減益を見込み、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,680円となる見通し。 なお、第三者割当増資後のスポンサーによる投資口保有比率は、大和証券グループ本社及び子会社である大和PIパートナーズ、サムティの3社併せて49.71％に上昇する。更に今後市場にて追加取得し、導管性要件に抵触しない範囲で50％超とする予定。その場合、大和証券グループ本社の連結子会社となる見通し。