ヘルスケア＆メディカル投資法人が第21期決算を発表、1口当たり実績分配金（利益超過分配金含む）は3,164円

(Sep. 12, 2025)

ヘルスケア＆メディカル投資法人が、第21期（2025年7月期）決算を発表した。 第21期は、「サニーライフ新琴似」等有料老人ホーム6物件を裏付資産とするSPCの匿名組合出資持分を取得した。前期に取得した物件が通期寄与したが、固都税や支払利息の増加により、前期比0.7％減益。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,164円と前期比0.6％減となった。 期末のポートフォリオは54物件、資産規模（取得額合計）は827億円、有利子負債比率は50.7％。 第22期（2026年1月期）は、「星ヶ丘ドクターズビル」等3物件を取得する。これにより前期比2.8％増益を見込む。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,250円となる見通し。 第23期（2026年7月期）は、前期に取得した物件が通期寄与するが、固都税や支払利息の増加により、前期予想比3.5％減益を見込む。減価償却費の20％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,150円となる見通し。 上場後10年が経過し、物件毎のパフォーマンスに優劣が見られる点から、今後は収益低下リスクのある物件や含み益のある物件を売却対象とし、物件入替えによって収益性や質の改善を行う方針。 また今後5年間で契約満了及び賃料改定を迎えるテナントが53.7％占めることから、賃料改定を含む条件見直しを推進していく。