ヘルスケア＆メディカル投資法人が投資口の追加発行、病院及び老人ホーム計8物件を取得

(Jan. 11, 2019)

ヘルスケア＆メディカル投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2年ぶり。 発行口数は112,280口、オーバーアロットメントによる売出口数は5,614口。これにより発行後の投資口数は61％増の311,001口となる予定。 調達額は115億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金とする。 取得する物件は、病院施設1物件、有料老人ホーム7物件の計8物件、取得額は計226.91億円。これによりポートフォリオ全体の規模は53.8％増の648億円となる。 また取得に際して、資金使途を社会貢献の事業に限定したSDGsソーシャルローンを活用し、日本格付研究所よりファイナンス評価を取得した。 旗艦物件となる「シップ千里ビルディング」は、大阪府豊中市にある病院施設。病院を運営するシップヘルスケアエステートと賃料固定の定期賃貸借契約（残存期間20年）を締結する。取得額129.2億円はポートフォリオ全体の20％を占める。 これらに伴い、第9期（2019年7月期）業績予想を修正。8物件の収益が寄与し、9月に公表した業績予想に対し86.5％増益を見込む。減価償却費の20％相当額を利益超過分配とし、投資口数が増加するも、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,530円と前回予想を12.8％上回る見通し。 併せて第10期（2020年1月期）業績予想を発表。資産運用報酬等の増加により、前期予想比8％減益を見込む。減価償却費の20％相当額を利益超過分配とし、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,270円となる見通し。 なお、有利子負債比率は、第9期末及び第10期末ともに50.8％を見込む。