ヒューリックリート投資法人が第22期決算を発表、1口当たり実績分配金は4,000円

(Apr. 17, 2025)

ヒューリックリート投資法人が、第22期（2025年2月期）決算を発表した。 第22期は、「グランドニッコー東京ベイ舞浜」を取得する一方、「ダイニングスクエア秋葉原ビル」を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益1,273百万円が寄与し、前期比12.8％増益。168百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,000円と前期比9.5％増となった。 期末のポートフォリオは67物件、資産規模（取得額合計）は4,165億円、有利子負債比率は47.9％。 第23期（2025年8月期）は、「千葉ネットワークセンター」を売却。前期に取得した物件の通期稼働及び物件売却益1,342百万円が寄与し、前期比0.7％増益を見込む。売却益のうち209百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,000円となる見通し。 第24期（2026年2月期）は、「池袋ネットワークセンター」と「長野ネットワークセンター」の売却を予定する（現時点で未契約）。これにより売却益865百万円を想定するが、売却益が前期より減少するため、前期予想比5.7％減益を見込む。128百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は4,000円となる見通し。 今後の投資主還元強化策として、3つの施策を発表した。ポートフォリオの3％（年平均）の物件入替え、NOIの成長率年平均3％、時価ベースのLTVの活用、これら3つの基本施策を継続し、第25期（2026年8月期）までの2年間は、1口当たり分配金4,000円以上を目標とする。