日本プロロジスリート投資法人が第24期決算、日本ロジスティクスファンド投資法人と物件交換を発表

(Jan. 16, 2025)

日本プロロジスリート投資法人（NPR）が、第24期（2024年11月期）決算を発表した。 第24期における物件取得はなし。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は98.6％と前期より0.1ポイント上昇、年間の平均改定賃料変動率は+4.2％を実現した。これにより前期比2.2％増収となったが、管理委託費や支払利息等の増加により、前期比0.3％減益。減価償却費の32％の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は5,201円と前期を僅かに上回った。 期末のポートフォリオは59物件、資産規模（取得額合計）は9,167億円、有利子負債比率は38.0％。 併せて日本ロジスティクスファンド投資法人と物件交換を行うことを発表した。 NPRが取得する物件は「プロロジスパーク市川2」（旧・市川物流センターⅡ）、取得額は274.44億円。 一方、NPRが売却する物件は、「プロロジスパーク北名古屋」と「プロロジスパーク船橋5」、2物件の売却額は計263億円。これらを5期に分割して交換する。交換取引後のポートフォリオ全体の規模は9,657億円となる。 第25期（2025年5月期）は、「プロロジスパーク八千代1」を取得、更に上記交換のうち、「プロロジスパーク市川2」の28％を取得、「プロロジスパーク北名古屋」の50％を売却する。これに伴う賃貸収入の増加、交換差益2,585百万円が寄与し、前期比20％増益を見込む。利益超過分配金を減価償却費の11.1％に減額するも、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は5,600円と前期比7.7％増となる見通し。 第26期（2025年11月期）は、「プロロジスパーク市川2」の18％を取得、「プロロジスパーク北名古屋」の残り50％を売却し、交換差益2,579百万円を計上する。賃貸収入は増加するが、支払利息の増加により、当期利益は前期と同水準を見込む。減価償却費の11.2％相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は5,604円となる見通し。 なお、運用ガイドラインを変更し、継続的に実施する利益超過分配の上限金額を、減価償却費の30％から40％へ引き上げる。 また新たな中期目標として、1口当たり巡航分配金年平均+3％の成長により、物件交換終了後の第30期（2027年11月期）に5,700円を目指す。