GLP投資法人が第27期決算、GLP栗東湖南の取得を発表

(Oct. 14, 2025)

GLP投資法人が、第27期（2025年8月期）決算を発表した。 第27期は、「GLP春日部」と「GLP川島」を売却した。これによる売却益4,486百万円が寄与し、前期比6.8％増益。GLP習志野Ⅱの再開発に伴う利益減少分として、利益超過分配を一時的に増額し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,643円と前期比6.1％増となった。 期末のポートフォリオは86物件、資産規模（取得額合計）は8,687億円、有利子負債比率は45.2％。 併せて「GLP栗東湖南」を取得することを発表した。 物件は、滋賀県湖南市にある、2023年竣工、4階建のマルチテナント型物流施設。テナント全3社との賃貸借契約にCPI連動条項を導入する。取得額は115億円。 第28期（2026年2月期）は、上記物件取得の他、「GLP郡山Ⅲ」と「GLP柏Ⅱ」を売却する。売却益3,585百万円が寄与するが、前期より減少するため、前期比9.1％減益を見込む。利益超過分配金を加算し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,339円と8.3％減となる見通し。 第29期（2026年8月期）は、期中の物件売却を予定し（未契約）、売却益2,545百万円計上を見込むが、売却益の減少により、前期予想比9.4％減となる想定。利益超過分配金を加算し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は3,057円と8.4％減となる見通し。 第25期（2024年8月期）に発表した経営指標であるDONAV（分配金総額/NAV）4.5％、分配金目標の年間7,000円を当初より前倒しで達成。引き続き賃料増額改定やCPI連動の導入による内部成長を軸に、1口当たり巡航分配金年率2.5％の成長を目指す。