~マイナス金利下におけるJ-REIT投資の魅力に迫る~
説明の壇上に上がったのは、積水ハウス・リート投資法人の資産運用会社である積水ハウス投資顧問株式会社で取締役管理本部長を務められている木田氏です。
木田氏は積水ハウス・リート投資法人がスポンサーである積水ハウスとの円滑な協力関係の下、当面の目標としてきた「資産規模2,000億円」まであと一息の1,795億円まで成長してきたこと、安定的な外部成長を背景に分配金も増えていること、一方で負債管理にも気を配ってJCRから格付AA-を取得していることを強調していました。
続いて説明の壇上に上がったのは、ケネディクス・オフィス投資法人の資産運用会社ケネディクス不動産投資顧問株式会社で取締役最高業務執行者を務められている内田氏です。
内田氏はまずケネディクス・オフィス投資法人が投資対象としている「中規模オフィス」がどのような特徴を有しているかという点から話をはじめました。それによると、東京都心5区にある賃貸オフィスビルの8割以上、そしてオフィスビル売買取引の6割が中規模オフィスで占められているのだそうです。
その厚みのある中規模オフィス市場に特化し、潜在的な競争力をもつ物件を見抜いて取得し、設備更新や適切な運営管理で更なる物件のバリューアップを図っていく点にケネディクス・オフィス投資法人の強みがある、というのが内田氏のお話でした。
最後に説明の壇上に上がったのが、積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人の資産運用会社積水ハウス・SIアセットマネジメント株式会社で代表取締役社長を務められている南氏です。
名称が示すように、積水ハウス・リート投資法人と同じく積水ハウスをスポンサーとする積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人ですが、前者がオフィスを中心に商業施設等への投資を行っているのに対し、積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人は住居物件に特化して投資を行っています。
南氏は、当面の目標であった「資産規模2,000億円」が達成されたので新たな目標として今後5~7年で「資産規模3,000億円」を目指すこと、賃料が安定的な住居に投資していることで分配金も安定的に成長していること、世界的に環境や企業の社会的責任に注目が集まる中で積極的に環境認証を取得していること等を個人投資家の皆さんに訴えかけていました。
以上が、セミナーの主な内容になります。前述のように金融市場が不安定な状況にある中、自分たちの資産を守り育てていくためのヒントを求めて講演者のお話にじっと耳を傾け、熱心にメモを取っている個人投資家の皆さんの姿勢が印象的なセミナーでした。
(Billions of yen)
1 | Shinjuku Mitsui Bldg. | 170 |
---|---|---|
2 | IIDABASHI GRAND BLOOM | 139 |
3 | Roppongi Hills Mori Tower | 115 |
4 | Shiodome Building | 107 |
5 | Tokyo Shiodome Building | 83 |
1 | Global One | +1.90% |
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2 | Kenedix REIT | +1.66% |
3 | Hulic Reit | +1.58% |
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