2024年02月08日

決算情報拾い読み 日本プロロジスリート投資法人

2023年11月期(第22期)決算説明資料

今回取り上げるのは、2024年1月18日に開示された日本プロロジスリート投資法人の22期(2023年11月期)決算短信・決算説明資料です。
資産運用会社は、株式会社プロロジスの100%子会社であるプロロジス・リート・マネジメント株式会社にて、2013年2月に上場しております。

 

ポートフォリオ投資方針等

ポートフォリオ戦略(有価証券報告書・決算説明資料より抜粋)
1.Aクラス物流施設への重点投資

日本プロロジスリート投資法人  決算説明会拾い読み

 

2.投資対象エリア

日本プロロジスリート投資法人  決算説明会拾い読み

 

3.物件タイプ

日本プロロジスリート投資法人  決算説明会拾い読み

 

第22期のトピックス

1.投資環境

物流不動産市場においては、
(i)我が国における製造業からサービス業へのシフト、グローバルな貿易量の継続的拡大等の国内外の経済、産業構造、社会情勢の変化
(ii)電子商取引やインターネットを通じた通信販売の拡大及びサードパーティー・ロジスティクス(以下「3PL」)事業の市場規模拡大等により、サプライチェーンの再構築が引き続き進行
かかる再構築の結果として、カスタマーのニーズが築年数の古い小型の倉庫からより新しく大型で高機能の物流施設へ移行すること、すなわち、Aクラス物流施設に対するニーズは引き続き高い水準を維持するものと、本投資法人は考えている。

2020年に始まった新型コロナウイルス感染症拡大は、ECによる消費の更なる浸透や荷主企業の在庫保管量拡大をもたらし、これらの影響により先進的物流施設への需要が更に拡大した。このような需要の拡大を背景として、足元では新規物件の高水準の供給が継続している。このような環境の下、2023年9月末時点の大型マル チテナント型施設の空室率は首都圏において8.9%、近畿圏において4.5%となった。一方で、同時点における竣工後1年以上を経過した物件の空室率は首都圏において2.1%、近畿圏において0.5%と依然低水準であることから、物流施設における空室の増加は新規供給物件に偏っており、本投資法人の保有資産をはじめとする安定稼働中の物件群の稼働状況は引き続き堅調に推移していると、本投資法人は考えている。今後も賃貸市場における需給環境を適切にモニタリングする必要があるものの、先進的物流施設に対する需要の拡大は日本の物流産業の変革やEC消費の拡大及び浸透に起因する構造的なものであり、長期的な需給バランスは引き続き堅調に推移するものと、本投資法人は考えている。

 

2. 外部成長

当期において、プロロジス・グループが開発した高品質のAクラス物流施設である『プロロジスパーク草加』(取得価格:514億円)を取得した。

その結果、当期末時点で本投資法人が保有する資産は59物件(取得価格合計9,167億円)となっている。

 

3. 内部成長(決算説明資料より抜粋)

日本プロロジスリート投資法人  決算説明会拾い読み

 

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4. 資金調達の概要

a.新投資口の発行について
本投資法人は、第22期取得資産の取得資金及び関連費用の一部に充当することを目的として、2023年6月1日 に公募増資による新投資口の追加発行(86,851口)を実施し、また、2023年6月27日にオーバーアロットメント による売出しに係る第三者割当による新投資口の追加発行(2,550口)を実施した。
これにより、新規に 25,116百万円のエクイティ資金を調達し、当期末時点での出資総額は500,313百万円、発行済投資口の総口数は 2,838,900口となっている。

b.資金の借入れについて
本投資法人は、第22期取得資産の取得資金及び関連費用の一部に充当することを目的として、2023年6月2日付で短期借入金60億円及び長期借入金125億円の借入れを行った。また、2023年6月15日に期限が到来した第4回無担保投資法人債15億円の返済資金に充当することを目的として、同日付で短期借入金15億円の借入れを行った。また、2023年11月24日付で長期借入金20億円の借入れを行い、短期借入金20億円を期限前弁済した。
この結果、当期末時点の有利子負債総額は3,333億円(借入金残高2,905億円、投資法人債残高428億円)となり、LTVは当期末時点で37.8%となった。

 

主要指標(決算説明資料より抜粋)

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