2021年5月期(第19期)決算説明会資料
今回取り上げるのは、2021年7月12日に開示されたアクティビア・プロパティズ投資法人(以下API)の19期(2021年5月期)決算短信・決算説明資料です。
資産運用会社は、東急不動産株式会社の100%子会社である東急不動産リートマネジメント株式会社にて、APIは2012年6月に上場しております。
商業施設を取り巻く環境については、消費者マインドは持ち直しの動きを見せていたものの、2度の緊急事態宣言の発出により、足元では旅行やレジャーなどのサービス消費や、被服や化粧品などの外出関連支出が減少した。
賃貸オフィス市場については、都心5区(千代田区、港区、中央区、渋谷区及び新宿区)を中心に稼働率、賃料水準ともに高い水準を維持していたが、新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞により、オフィス集約や縮小移転等の動きが続いている。三鬼商事株式会社が公表した2021年5月末時点の都心5区の平均空室率は5.90%で、前期末(2020年11月30日)時点との比較では1.57ポイント上昇した。
賃料水準についても、2020年8月以降10ヶ月連続で下落しており、2021年5月末時点における都心5区の一坪 当たり平均賃料は21,249円となった。東京以外の主要都市でも空室率は上昇傾向にあるが、賃料水 準は緩やかな下落または横ばいで推移している。
19期中の物件異動はない。
当期末時点の保有資産合計は44物件(取得価格合計5,092億円)、総賃貸可能面積は 425,493.08㎡(128,709坪)となった。
当期においては、負債の返済期限の分散化、平均残存年数の長期化及び資金調達方法の多様化を図るため、無担保投資法人債を2021年2月9日に13億円発行し、短期借入金の返済に充当した。また、返済期日が到来した借入金の返済等のため、122億円の借入れを行い、引き続き返済期限の分散等による財務基盤の安定性維持に努めた。
この結果、当期末時点における有利子負債残高は2,442億円 (借入金2,214億円、投資法人債228億円)となった。また、総資産に占めるLTVについては、当期末時点で46.5%、長期比率100%、固定金利比率92.6%となった。
主要指標(決算説明資料より抜粋)
(Billions of yen)
1 | Shinjuku Mitsui Bldg. | 170 |
---|---|---|
2 | IIDABASHI GRAND BLOOM | 139 |
3 | Roppongi Hills Mori Tower | 115 |
4 | Shiodome Building | 107 |
5 | Tokyo Shiodome Building | 83 |
1 | Global One | +1.90% |
---|---|---|
2 | Kenedix REIT | +1.66% |
3 | Hulic Reit | +1.58% |
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