2015年06月01日

「REITキーマンに聞く!」大和ハウス・アセットマネジメント株式会社 加藤 康敬 氏

「REITキーマンに聞く!」今回は、大和ハウス・アセットマネジメント株式会社 加藤 康敬 氏にJ-REIT市場とファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。

――現在のポートフォリオの特徴は?

5月1日に5物件取得し、141物件、賃貸可能戸数11,345戸になりました。

地域に関しては、人口増加が見込まれる首都圏、人口集積が見込まれる地方の中核都市に投資をしております。地方も2割程度投資しており、これは他REITに比べると、少し多くなっております。これは、合併したNCRが大阪など地方に幅広く投資していたものでありますが、スポンサーの大和ハウスは首都圏だけでなく、地方にも物件供給能力がありこれからもバランスを見ながら投資をしていきます。
また、アセットタイプに関しては、需要が厚く、稼働率・賃料水準の安定しているコンパクトタイプ(60㎡以下)に82%投資しており、月額賃料20万円未満のタイプが88%となっております。比較的コンパクトで30代のビジネスマンが借りられるタイプに投資をしております。
尚、50万円以上のプレミアムタイプは、1万戸以上ある中で、稼働ベースでは8戸しかございません。50万円以上のタイプは、状況によっては貸しにくいものになりますので、現状はそのようなアセットは非常に少ないです。

レジの場合は、駅近の物件が競争力も高くなりますが、最寄り駅からの徒歩10分未満:92%、5分未満50%となっております。平均築年数は9.6年になり、少しずつ入れ替えをしながら、築年数を抑えております。築古物件に関しては、効果的なCAPEX工事を行い、運用をしております。(平成27年2月28日時点)

全体としては非常にバランスのとれたポートフォリオを構築していると思います。
また、ポートフォリオの特徴として、2つの賃貸シリーズがあります。
1)大和ハウスが企画・開発したロイヤルパークスシリーズという物件があります。
これはエリア2(主要5区以外の23区)、エリア3(首都圏)を中心にコンシェルジュを配置したフロントサービスがあり、共用部分の充実したファミリータイプ中心の大規模物件になります。
2)もうひとつはモリモトが企画・開発したイプセシリーズ(現在は本投資法人のブランド名「カスタリア」シリーズに名称変更)ですが、これはエリア1(都心主要5区)を中心にグッドデザイン賞を受賞した物件も多く、コンパクトタイプ中心の物件になります。

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ReitInfo.com

Property Acquisition Price Rankings

(Billions of yen)

1 Shinjuku Mitsui Bldg. 170
2 IIDABASHI GRAND BLOOM 139
3 Roppongi Hills Mori Tower 115
4 Shiodome Building 107
5 Tokyo Shiodome Building 83
Unit Price Growth Rankings
1 ONE REIT +2.35%
2 Mitsui Fudosan Logistics +1.79%
3 ORIX JREIT +1.56%
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